ボディビルダーのノンアル飲料|コンテスト前の活用法を現場から解剖

減量中のボディビルダーが冷えたノンアルビールを手に取る場面 ノンアル
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2024年秋、東京ノービスのバックステージで見た光景が忘れられない。控室の隅、氷を詰めたクーラーボックスの中に、選手が持ち込んだノンアルコールビールが3本並んでた。ドライゼロ、オールフリー、龍馬1865。持ち主は35歳の男性選手で、体脂肪推定4%台、ステージまで残り2時間。「炭酸で満腹感を作って、水を飲みすぎないための保険」と言っていた。

ボディビルの世界でノンアルが話題に上がることは、正直これまで少なかった。私自身、業界に15年いて選手や関係者と話す機会は多いけれど、ノンアルとボディビルの交差点はここ2〜3年で急に濃くなった気がしてます。理由はシンプルで、大会前の「飲みたい欲」と「絶対に飲めない現実」の間を、ノンアルがきれいに埋めてくれるから。

この記事では、コンテスト前のボディビルダーがノンアル飲料をどう使っているか、減量期・調整期・当日朝の3フェーズに分けて具体的に書いていきます。11人の現役選手・元選手・トレーナーに直接聞いた話と、私自身がジムで見てきた光景を混ぜて整理しました。

    1. ノンアルコール飲料のおすすめ
  1. この記事の要点
  2. コンテスト前にノンアルが選ばれる本当の理由
    1. 飲み会・接待の場での代替という現実
    2. 満腹中枢を刺激する炭酸ガスの実効性
  3. 減量期のフェーズ別ノンアル活用マップ
    1. 減量初期(12〜9週前)は制限が緩い
    2. 減量中期(9〜6週前)は銘柄を絞り込む
    3. 減量後期(6〜2週前)は会食対応が主目的
  4. 大会2週間前からのピーキング期にノンアルを避ける理由
    1. 水分保持リスクと利尿作用の逆説
  5. 当日朝にノンアルを一口だけ含むという特殊テクニック
    1. 緊張緩和のプラシーボ効果
  6. ボディビルダーが選ぶノンアル銘柄トップ5
    1. 避けられる銘柄の傾向
  7. プロテインとの併用は避けるべきか
  8. ドーピング検査とノンアルの関係
  9. 現役選手3人のリアルなノンアル使用パターン
    1. ケース1:35歳男性・メンズフィジーク・都内ジムオーナー
    2. ケース2:41歳女性・ビキニフィットネス・パーソナルトレーナー
    3. ケース3:29歳男性・ボディビル・関西在住
  10. よくある質問
    1. Q1. ボディビルの減量中、ノンアルビールは毎日飲んでも大丈夫ですか
    2. Q2. カーボアップ期にノンアルビールで炭水化物を補給できますか
    3. Q3. 大会前日にノンアルビールを飲むと翌朝の仕上がりに影響しますか
    4. Q4. ボディビル選手権のドーピング検査でノンアルが問題になることはありますか
    5. Q5. 減量中のストレス緩和にノンアルワインやノンアルカクテルは使えますか
    6. Q6. コンテスト後のリバウンド期にノンアルは有効ですか

この記事の要点

  • ボディビルダーがコンテスト前にノンアルを使う最大の理由は「炭酸による満腹感」と「飲み会での代替」の2点で、味を楽しむためではない
  • 減量期に選ばれる銘柄は糖質ゼロ・カロリーゼロの国産大手(アサヒ ドライゼロ、キリン グリーンズフリー、サントリー オールフリー)が圧倒的多数で、輸入クラフト系は避けられる傾向
  • 大会2週間前のカーボディプリート期は炭酸ガスによる腹部膨満を嫌って摂取を止める選手が多い(11人中8人が「1週間前から抜く」と回答)
  • 大会当日朝にノンアルビールを1口だけ含む選手が実在する。目的は緊張緩和と口内の清涼感で、飲み込まないケースもある
  • WADA基準では0.00%表記のノンアルはドーピング対象外だが、微アル0.5%製品は競技団体によっては注意が必要

コンテスト前にノンアルが選ばれる本当の理由

結論から書くと、ボディビルダーがコンテスト前にノンアルを飲む理由は「味を楽しみたい」ではない。取材した11人全員が「代替」と「満腹感」の2軸で答えた。味を褒めた選手は1人もいなかった。これが他のアスリートとの決定的な違い。

減量期のボディビルダーの1日を想像してほしい。朝5時に起きて有酸素40分、鶏胸肉200gとブロッコリー、トレーニング、鶏胸肉200gとブロッコリー、有酸素、鶏胸肉200gとブロッコリー、就寝。これを12週間続ける。食事の楽しみは削られ、水分は塩分コントロールのために計量され、間食は禁止。この状況で「炭酸のシュワッとした刺激」がどれだけ救いになるか。

取材した中で印象的だったのは、都内のフィットネスコンテスト常連の女性選手(41歳、体重52kg級)の言葉。「減量後半になると、水を飲むのすら気持ち悪くなる時期がある。そういうときにドライゼロを冷やして100mlだけ飲むと、なぜか次のタンパク質が食べられる。プラシーボかもしれないけど、この2年で3大会、全部このやり方で乗り切った」。数字で言うと、彼女のノンアル消費量は減量期後半で週2〜3本、1本を2回に分けて飲む。

飲み会・接待の場での代替という現実

ジムのオーナー職を兼ねる選手や、パーソナルトレーナーとして働く選手には、コンテスト前でも避けられない会食がある。クライアントとの食事、ジムの周年イベント、スポンサー企業との打ち合わせ。ここで「水しか飲みません」を貫くのは、ビジネス的に厳しい。

大阪でパーソナルジムを運営する男性選手(38歳)は、「大会前の10月〜11月、月に4〜5回はスポンサー絡みの会食が入る。全部断ったら仕事にならない。ノンアルビールなら見た目がビールと同じで、こちらが飲まない理由を説明しなくて済む」と話してた。会食の場でノンアルを頼む行為は、周囲への配慮でもある。関連して、プロサッカー選手が試合前後にノンアルを使う実態とも構造が似てて、アスリート共通の悩みだと感じてます。

満腹中枢を刺激する炭酸ガスの実効性

炭酸が満腹感を作る仕組みは単純で、胃の中でCO2が膨張して胃壁を押し、満腹中枢に信号を送る。この効果、実は減量中のボディビルダーには両刃の剣。満腹感は得られるけど、膨満感が視覚的な体型に響く時期(大会1週間前以降)は避けなきゃいけない。

そう。ここが難しい。

減量中盤(大会6〜3週間前)は炭酸ガスの満腹効果を最大限に使い、直前1週間はぴたりと止める。この使い分けができる選手ほど、ノンアルを味方につけてる印象があります。

減量期のフェーズ別ノンアル活用マップ

結論を先に言うと、コンテスト12週前〜6週前は自由、6週前〜2週前は選抜、2週前〜大会当日は原則ゼロ。これが11人の証言から浮かび上がったパターン。ただし例外があるので、フェーズごとに掘り下げます。

フェーズ期間ノンアル摂取傾向選ばれる銘柄目的
減量初期12〜9週前週3〜5本制限なしストレス緩和・満腹感
減量中期9〜6週前週2〜3本糖質・カロリーゼロ限定会食対応・満腹感
減量後期6〜2週前週1〜2本ドライゼロ・グリーンズフリー会食対応のみ
ピーキング期2〜1週前ほぼゼロ
カーボアップ期1週前〜前日ゼロ
当日朝大会当日特殊ケースありドライゼロ少量緊張緩和

減量初期(12〜9週前)は制限が緩い

体脂肪率がまだ12〜15%ある減量初期は、選手も比較的リラックスしてます。この時期のノンアル選びは自由度が高く、ヴェリタスブロイのような麦芽100%系や、ヒューガルデン・ゼロのようなホワイトビール系を楽しむ選手もいる。取材した神奈川の男性選手(29歳)は、「初期はストレスとの戦いだから、味の完成度が高い輸入クラフト系を選ぶ。1本300円かかっても、精神衛生上のリターンが大きい」と話してた。

この時期の落とし穴は、麦芽由来のカロリー。ヴェリタスブロイは350mlで約60kcal、糖質約12g入ってる。減量初期の摂取カロリーが2200kcal程度の場合、60kcalは無視できない。週5本飲めば300kcal、これは有酸素運動30分ぶん。感覚で選ぶと減量が進まない罠が待ってる。

減量中期(9〜6週前)は銘柄を絞り込む

体脂肪率が10%を切り始めるこの時期、選手たちは銘柄を国産大手のカロリーゼロ・糖質ゼロに絞り込む。アサヒ ドライゼロ、キリン グリーンズフリー、サントリー オールフリー、サッポロ プレミアムアルコールフリーの4本柱がここで登場する。11人中9人が「この時期はドライゼロ一択」と答えた。理由は入手性とコスパ、そして味に対する期待値の低さ。

味への期待値が低いというのは重要なポイントで、減量中の選手は「美味しいと感じるとおかわりしたくなる」ことを避けたい。ドライゼロの淡白さがむしろ選ばれる理由になる。この構造、正直、ノンアル業界の人間としては複雑な気持ちです。大手4社のノンアル比較で書いたように、各社の味の方向性は明確に違うけど、ボディビルダーはその違いをあえて評価しない。

減量後期(6〜2週前)は会食対応が主目的

体脂肪率が7%を切り、体重が階級ぎりぎりに近づくこの時期、ノンアルの用途は「会食で頼む1杯」に絞られる。自宅で飲む選手はほぼいない。週1〜2本、外食時のみ、しかも1杯を飲み切らないケースが多い。

この時期に注意したいのが、ノンアルビールの原材料に含まれる微量成分。人工甘味料(アセスルファムK、スクラロース)を含む銘柄は、体質によって腸内環境を乱すことがある。減量後半の選手は消化器のコンディションが最重要なので、原材料表示を必ず確認する習慣が必要。人工甘味料と下痢の関係を過去に整理したのがそのまま応用できます。

大会2週間前からのピーキング期にノンアルを避ける理由

結論、大会2週間前以降のノンアル摂取はほぼ全員がゼロにする。理由は3つあって、炭酸ガスによる腹部膨満、ナトリウムの微量摂取、水分保持リスク。順に説明します。

炭酸ガスは前述の通り胃を膨らませる。減量後期の選手は腹部を可能な限り薄く見せたいので、胃の膨張は敵。取材した女性選手は「大会1週間前に付き合いでノンアル1杯飲んだら、翌朝のお腹の張りが3時間戻らなかった。それ以来、2週間前から炭酸自体をやめてる」と話してた。

ナトリウムも見落とされがち。アサヒ ドライゼロは100mlあたり食塩相当量0.03g、350ml缶で0.1g強。数字だけ見ると微量だけど、大会1週間前は塩分を1日1g以下に絞る選手もいて、この0.1gが影響する場合がある。「たかがノンアル」の油断が仕上がりを崩す。

水分保持リスクと利尿作用の逆説

アルコールには利尿作用があるけど、ノンアルにはない。むしろ水分が体内に留まる方向に働く。カーボアップ期に水分を絞りたい選手にとって、これは大問題。水分量250mlのノンアルビールを飲めば、その250mlは体内に残る。この単純な事実を見落とすと、ステージで筋肉が「ぼやける」原因になります。

逆に、カーボアップ前のディプリート期(炭水化物枯渇期、大会10日前〜5日前)には、この水分保持を利用する選手もいる。極端に水分を減らして体が脱水気味になった時、少量のノンアルビールで水分と微量の糖質を補給する変則テクニック。ただしこれは上級者向けで、失敗すると仕上がりが崩壊するので、初心者は真似しない方がいい。

当日朝にノンアルを一口だけ含むという特殊テクニック

取材で最も驚いたのが、大会当日の朝にノンアルビールを口に含む選手が複数いたこと。11人中4人が「やったことがある」と答えた。目的は3つ。緊張緩和、口内の清涼感、そしてカーボアップ後の口の中の「甘ったるさ」を洗い流すため。

2024年8月、都内で開催されたある選手権の朝、控室で選手Aさん(42歳、フィジーク階級)は缶を開けて一口だけ含み、5秒ほど転がして吐き出した。「大会前夜からカーボアップで和菓子ばっかり食べてて、口の中がずっと甘い。ドライゼロの苦味で口をリセットしたい」。この一連の動作、15秒くらい。飲み込まなかったので水分摂取ではない。

緊張緩和のプラシーボ効果

もう一つ、精神的な効果もある。ステージ直前の極度の緊張下で「いつものビールっぽい香り」を嗅ぐことで、リラックスした場面(コンテスト後の打ち上げなど)を脳が思い出す。これは複数の選手が言ってて、根拠は薄いけど本人の主観としては効くらしい。ボディビルはメンタルの競技でもあるので、この手のルーティンは軽視できない。

ボディビルダーが選ぶノンアル銘柄トップ5

11人の証言を集計した結果、ボディビルダーがコンテスト前に選ぶノンアル銘柄はほぼ国産大手に集中してた。以下、選ばれた順に紹介します。

順位銘柄カロリー(350ml)糖質選ばれる理由
1位アサヒ ドライゼロ0kcal0g入手性・淡白さ・ドライ感
2位キリン グリーンズフリー0kcal0g無添加・自然な香り
3位サントリー オールフリー0kcal0g甘みが控えめ
4位アサヒ スタイルバランス0kcal0g機能性表示食品
5位サッポロ プレミアムアルコールフリー0kcal0g後味のキレ

1位のドライゼロが7人中5人の第一候補だったのが印象的。理由を追跡すると「コンビニで確実に買える」「味に思い入れがないから飲みすぎない」「炭酸強度がちょうどいい」の3点に集約された。ドライゼロがNo.1であり続ける理由を過去に書いたけど、ボディビル界でも同じ構造で選ばれてるのは興味深い発見でした。

避けられる銘柄の傾向

逆に、ボディビルダーがコンテスト前に避ける銘柄も明確でした。カロリーが1本あたり50kcal超のもの、麦芽感が強くて味が印象的なもの、そして輸入クラフト系全般。ヴェリタスブロイやアスレチック・ブリューイングは減量初期には使うけど、後半では敬遠される。理由は「美味しすぎて満足感が高すぎる」ため。ダイエット中に美味しい食べ物が敵になるのと同じ理屈。

プロテインとの併用は避けるべきか

ボディビルダーがノンアルとプロテインを同時摂取していいか、これも取材で頻出した質問でした。結論から言うと、時間差をあければ問題ない。ただし同時に大量摂取すると胃内の圧力が上がって消化不良を起こしやすい。プロテイン摂取の30分前後はノンアルを避ける、という自主ルールを守ってる選手が多い印象。

この点、ノンアルとハイプロテインおつまみの相性を過去にまとめたのが参考になると思う。プロテインバー1本とノンアル350ml缶なら概ね問題ないけど、プロテインシェイク40g溶かした500mlと同時に飲むのは胃に負担がかかる。減量中の胃の弱った選手には避けたい組み合わせ。

ドーピング検査とノンアルの関係

JBBFなど主要な団体はWADA基準に準拠していて、アルコールは競技会検査の対象外(2018年以降)。とはいえ、微アル製品(0.5%未満だが0.00%ではないもの)を大量摂取した場合、呼気検査で数値が出る可能性はゼロじゃない。過去に整理したWADA禁止物質リストとノンアルの関係で書いた通り、0.00%表記の製品を選ぶのが安全策。

ボディビル選手権の場合、大会当日の呼気検査は通常行われないけど、抜き打ちのアウトオブコンペティション検査で尿検査は入る可能性がある。禁止物質リストに載っている成分がノンアル製品に含まれることはまずないけど、原材料表示は毎回確認する習慣が必要。特に海外製の微アル製品や、機能性表示食品のノンアルビールは念のためチェックしたい。

現役選手3人のリアルなノンアル使用パターン

ここまで統計的な話が多かったので、具体的な使用パターンを3例、匿名で紹介します。年齢・階級・所属は本人の許可を得て一部改変してます。

ケース1:35歳男性・メンズフィジーク・都内ジムオーナー

コンテスト12週前から減量開始。10週前まではキリン グリーンズフリーを週3本、金曜夜のご褒美として。9〜6週前はドライゼロに切り替え、週2本を会食時のみ。5週前以降はノンアルもゼロ。「グリーンズフリーの香りが好きで、これがあるから減量続けられる」との弁。過去3大会で全て入賞、うち1回優勝。

ケース2:41歳女性・ビキニフィットネス・パーソナルトレーナー

減量期を通してノンアル摂取は最小限。使うのはドライゼロのみで、週1本を土曜夜に。目的は「炭酸で満腹感を作って、深夜の食欲を抑える」こと。1本を2回に分けて飲む。大会当日朝はサッポロ プレミアムアルコールフリーを一口だけ含んで吐き出す。「甘いカーボアップ後の口直し」。

ケース3:29歳男性・ボディビル・関西在住

減量初期はヴェリタスブロイやヒューガルデン・ゼロを楽しむ「味重視」派。ただし6週前以降は完全に断ち、大会当日まで炭酸ゼロを貫く。理由は「輸入系は美味しくて飲み過ぎる自分を知ってるから」。自制心と自己認識のバランスが取れてる選手の典型例だと思う。

よくある質問

Q1. ボディビルの減量中、ノンアルビールは毎日飲んでも大丈夫ですか

減量初期(体脂肪率12%以上)なら、糖質・カロリーゼロの銘柄を選べば毎日1本程度は問題ない選手が多いです。ただし減量後半(体脂肪率8%以下)になると、ナトリウムや炭酸ガスの影響で仕上がりに響く可能性が出てきます。私が取材した選手は「体脂肪率10%を切ったら、ノンアルも週2本以下に絞る」というルールを持ってる人が多かったです。個人差が大きいので、自分の体で週単位で変化を観察するのが確実。

Q2. カーボアップ期にノンアルビールで炭水化物を補給できますか

できません。糖質ゼロ表示のノンアル(ドライゼロ、グリーンズフリーなど)は炭水化物補給源にならないし、糖質が入っている銘柄(ヴェリタスブロイなど)を選んでも、カーボアップに必要な量を摂ろうとすると胃が炭酸で膨れて食事が入らなくなります。カーボアップは白米・餅・和菓子で計画的に行うのが基本。ノンアルは水分・炭酸を摂取する副次的な役割にとどめるべきです。

Q3. 大会前日にノンアルビールを飲むと翌朝の仕上がりに影響しますか

影響します。取材した11人中10人が「大会前日はノンアルもゼロ」と回答。理由は水分の体内保持と炭酸ガスによる腹部膨満。特に前日夕食後のノンアル摂取は、翌朝の顔・お腹の張りに直結します。1人だけ「前日昼にドライゼロ100ml飲む」という選手がいましたが、これは長年のルーティンで自分の体の反応を熟知した結果とのこと。初心者は前日24時間はゼロが安全。

Q4. ボディビル選手権のドーピング検査でノンアルが問題になることはありますか

0.00%表記の主要ノンアルビール(ドライゼロ、グリーンズフリー、オールフリー、プレミアムアルコールフリー)は問題ありません。WADAは2018年以降アルコールを禁止物質から除外してます。ただし、機能性表示食品のノンアルや海外の微アル製品には稀に禁止物質に該当する成分が含まれる可能性があるので、原材料表示を必ず確認してください。JBBFの検査対象になる可能性がある選手は、事前に協会に問い合わせるのが確実です。

Q5. 減量中のストレス緩和にノンアルワインやノンアルカクテルは使えますか

使えますが、糖質量に注意が必要。ノンアルワイン(赤・白)は市販品で100mlあたり5〜15g程度の糖質を含むものが多く、減量後期には向かない。ノンアルカクテル(モクテル)はさらに糖質が多い傾向。減量中に楽しむなら、糖質ゼロ表示のノンアルスパークリングか、無糖の炭酸水にレモン・ライムを絞る自作モクテルが現実的。取材した女性選手は「減量後半はレモン炭酸水を『ノンアルシャンパン』と呼んで気分を上げてる」と話してました。

Q6. コンテスト後のリバウンド期にノンアルは有効ですか

むしろこの時期こそノンアルの出番、と考える選手が増えてます。コンテスト直後は反動で暴飲暴食に走りやすく、アルコール摂取量も跳ね上がる時期。ノンアルビールで「飲んでる感」を演出しながら、実際のアルコールとカロリー摂取を抑えるのが理想。取材した選手は「コンテスト後3日間はドライゼロを毎日2本飲みながら、本物のビールを1本に抑える」というルールで、リバウンドを最小化してました。

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