去年の11月、健康診断でγ-GTPが92と出た日から、私は「あえて飲まない」生活を始めました。それまでは週5でビール500ml×2缶、休みの前はワインボトル半分。40代前半、子供が小学生になったタイミングで、正直このまま行くと不味いなと感じてました。
それから丸1年。体重は6.2kg減り、貯金は年間で18万円増え、夫との会話時間は逆に増えました。一方で、失ったものもあります。会社の飲み会に呼ばれる回数が減ったし、義実家との関係もちょっと気まずくなった時期がありました。
ソバーキュリアスって「お酒をやめる」と誤解されがちだけど、実際は「飲む・飲まないを自分で選ぶ」だけ。だから1年やってみて見えたリアルな変化を、良いことも悪いことも全部書きます。これから始めようか迷ってる人の判断材料になったら嬉しいです。
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1年続けて起きた「体調」の変化
最初の変化は睡眠でした。始めて3週間目くらいから、朝5時半に自然と目が覚めるようになったんです。それまでは目覚ましを3回スヌーズしてたのに、体が勝手に起きる感覚は久しぶりでした。
Apple Watchで測ってた深い睡眠の時間が、飲んでた頃は平均42分だったのが、3ヶ月後には78分まで伸びました。1.8倍です。これは正直、思ってた以上にデカかった。日中の頭のクリアさが全然違います。
体重は最初の1ヶ月で2.5kg、半年で5kg、1年で6.2kg減りました。ジムに通ったわけでも食事制限したわけでもない。ただビールとワインをやめただけです。ビール500ml缶が約200kcal、2缶で400kcal。それを週5でやめると、1ヶ月で8000kcal減る計算。体脂肪1kgが約7200kcalだから、単純計算で月1kg痩せる。実際その通りになりました。
肝機能の数値がここまで変わるとは
半年後の血液検査で、γ-GTPが92→28まで下がりました。基準値は50以下だから、余裕で正常範囲です。医者に「何かしましたか?」と聞かれて「お酒やめました」と答えたら、「じゃあこれ以上言うことないですね」で診察が3分で終わりました。
ALTも34→18に下がって、中性脂肪も142→86。数字で見ると、肝臓ってこんなに素直に応えてくれるんだと感動しました。ソバーキュリアスの効果を疑ってる人は、まず1回休肝日の効果を数字で確かめてみるのがいいと思ってます。
肌と髪の質感が変わった
3ヶ月目くらいから、化粧のノリが違うことに気づきました。ファンデーションが夕方まで崩れない。頬の赤みが引いて、毛穴が目立たなくなった。40代でこの変化は正直めちゃくちゃ嬉しかったです。
アルコールは体内で分解されるときに水分を大量に使うから、飲むと脱水状態になる。1年やめてみて、それが肌にどれだけ影響してたかを実感しました。美容液を高いのに変えるより、お酒やめる方が効果あるかもしれない。個人的にはそう感じてます。
お金の変化:年間18万円が浮いた
始める前は、家計簿の「酒類」欄が月に平均1万5000円。ビール6缶パック×4、ワイン2本、月1回の外食での飲み代を合算した数字です。年間で18万円。旅行1回行けるじゃんって気づいて愕然としました。
ノンアル飲料に完全置き換えるとどうなるか。うちの場合、ノンアルビールを月20本くらい飲むので、1本平均160円として月3200円。ワインは飲まなくなったので0円。外食は月1回×3000円程度。合計で月6200円くらいです。
| 項目 | 飲酒時(月) | ソバーキュリアス(月) | 差額 |
|---|---|---|---|
| ビール類 | 7200円 | 3200円 | -4000円 |
| ワイン・その他 | 4800円 | 0円 | -4800円 |
| 外食での飲み代 | 3000円 | 500円 | -2500円 |
| 合計 | 15000円 | 3700円 | -11300円 |
| 年間差額 | – | – | -135600円 |
厳密に計算すると年間13.5万円の節約。プラス、二日酔いで買ってた高いドリンク剤やコンビニのおにぎり代、通院代を含めると18万円くらい浮いた感覚です。この18万円で今年、家族で沖縄に行きました。飲み代が旅行代になる、これがソバーキュリアスの一番わかりやすいメリットかもしれない。
ノンアル代を抑えるコツ
置き換え始めた最初の頃は、輸入クラフトNAとかを買いあさって、逆にお金がかかった時期がありました。1本400円のヴェリタスブロイとか、500円のAthletic Brewingとか。美味しいけど、毎日はキツい。
今は基本、業務スーパーとコストコで箱買い。ドライゼロやオールフリーは1本110円くらいで買えるので、平日はこれ。金曜の夜だけ400円のクラフトNAをご褒美に飲む、みたいなメリハリをつけてます。箱買いで抑えるコスパ最強銘柄のまとめは、私も何度も見返してます。
人間関係の変化:失ったものと得たもの
これが一番書くのが難しいテーマです。ソバーキュリアスの記事って、体調とお金の話ばっかりで、人間関係の負の側面をちゃんと書いてる記事が少ない気がする。だから正直に書きます。
始めて2ヶ月目、会社の忘年会シーズンに「私、今お酒やめてて」と言った瞬間の場の空気の変化を今でも覚えてます。「え、妊娠?」「体調悪いの?」「宗教?」の三択で聞かれて、どれでもないと答えると、なんとも言えない沈黙。
飲み会に呼ばれる回数が減った
半年経った頃、明らかに社内の飲み会の誘いが減りました。「どうせ飲まないから」と気を遣われてるのはわかる。悪気はないんだけど、疎外感は感じました。ここは正直しんどかった。
解決策として、自分から「ノンアルでも参加させて」と言うようにしました。あと、ランチ会を提案する側に回った。夜の飲み会じゃなくても、人と話す機会は作れる。ここに気づいてから、人間関係の負担が減りました。
義実家との気まずさ
お正月に義実家で「なんで飲まないの?」を10回くらい聞かれました。義父はビール党で、乾杯できないことに納得いかない様子。「1杯くらいいいでしょ」を延々と言われて、その日は帰りの車で泣きました。
これは1年経った今も完全には解決してないです。ただ、夏に義実家に行くとき、私が高級ノンアルシャンパンを手土産に持って行って「これで乾杯しませんか」と提案したら、義父が意外と楽しんでくれた。歩み寄りは必要だなと感じてます。
夫婦関係は逆に良くなった
意外だったのは、夫との関係。夫は普通に飲む人だけど、私が飲まなくなってから、夜の会話の質が変わりました。飲んでる時のフワッとした会話じゃなくて、ちゃんと目を見て話す感じ。子供が寝た後、私はノンアルビール、夫はビール、お互い違う飲み物で普通に喋る。この時間が今、家族の一番大事な時間です。
メンタルの変化:不安が減って自己肯定感が上がった
これは数字で示せないんだけど、朝の憂鬱感がほぼ消えました。飲んでた頃、翌朝の「昨日何話したっけ」「変なこと言わなかったかな」というモヤモヤが毎回あった。今はそれが100%ない。
アルコールって、抑制系の神経を麻痺させる作用があるから、飲んだ後に不安症状が反動で出やすいらしい。心療内科の医者に聞いたら、「軽い不安障害の人がお酒やめると、症状の半分が消えることが多い」と言ってました。私は診断は受けてないけど、感覚的には納得できます。
「今日も飲まなかった」という小さな達成感が毎日積み重なるのも大きい。1年経って振り返ると、この365日分の小さな成功体験が、自己肯定感を静かに底上げしてくれた気がしてます。ソバーキュリアスを続ける秘訣は、段階的にステップを踏むことだと思ってます。いきなり0にしなくていい。
デメリットも正直に書く:向いてない人もいる
ここまでメリット寄りに書いてきたけど、デメリットもあります。全員に勧められる生活習慣じゃない。
まず、ストレス発散の別ルートを持ってない人は苦しい。私は運動と読書とサウナで代替できたけど、「お酒だけが唯一の楽しみ」という人は、まずその代替を見つける方が先。じゃないと反動が来ます。
次に、営業職とか接待が多い仕事の人は、キャリアへの影響を考える必要がある。私は事務職だから許されたけど、営業で「飲めません」を貫くのは、今の日本ではまだ難しい業界がある。この現実は無視できない。
あと、ノンアル代がバカにならない人もいます。輸入ノンアルにハマると、月1万円超えることも普通にある。健康のためのはずが、家計を圧迫したら本末転倒。
| 向いてる人 | 向いてない人 |
|---|---|
| 健康診断で数値を改善したい | 接待・営業が多い職種 |
| 睡眠の質を上げたい | ストレス発散が飲酒のみ |
| ダイエットしたい | コミュニティが酒中心 |
| お金を貯めたい | ノンアルに月1万円出せない |
| 家族との時間を大切にしたい | 「みんなと同じ」が大事な人 |
1年続けるために効いた3つの工夫
正直、始めて2週間目と、3ヶ月目の年末年始が一番キツかった。そこを越えるためにやった工夫を3つ。
1. ノンアルの「お気に入り」を3種類ストックする
味に飽きると絶対に挫折するので、常に3種類は冷蔵庫にキープ。私の場合、平日用のドライゼロ、金曜のご褒美用ヴェリタスブロイ、食事に合わせるノンアルワイン。この3本柱で1年もちました。大手4社のノンアルビール比較を最初に読んで、自分の味の好みを見極めたのが良かったです。
2. 「今日は飲まない」じゃなく「今週は飲まない」と決める
毎日判断してると疲れるので、週単位で決める。「今週は月〜金は飲まない、土曜だけノンアルビールで楽しむ」みたいに枠を作る。判断コストが減って、ストレスが劇的に下がりました。
3. 記録を残す
体重、睡眠時間、γ-GTP、月の飲料代を、スプレッドシートに毎月記録してました。数字が改善していくのを見ると、モチベーションが続く。特に3ヶ月目までは、この数字が支えでした。
2年目に向けて考えてること
1年経って、今後どうするか。結論から言うと、「完全禁酒」ではなく「ゆるいソバーキュリアス」を続けます。特別な日だけ飲む。友達の結婚式とか、年に数回の旅行とか。それ以外はノンアルで満足できる体になった。
これができるのは、ノンアル飲料の質が本当に上がったから。10年前のノンアルビールと今のノンアルビールは、正直別物です。ワイン、ハイボール、日本酒、カクテル、ほぼ全カテゴリにまともな選択肢がある。「飲まない」が我慢じゃなくなった時代に生まれてよかった。心からそう思ってます。
始めるかどうか迷ってる人へ。まず1週間だけやってみてほしい。1週間で睡眠の変化は絶対に感じます。そこで「あ、これアリかも」と思ったら、次は1ヶ月。ハードルは低くていい。ソバーキュリアスは「あえて飲まない」であって、「絶対飲まない」じゃないから。
よくある質問
Q1. ソバーキュリアスと禁酒の違いは?
禁酒は「飲まないと決めて絶対飲まない」こと。ソバーキュリアスは「飲む・飲まないをその都度自分で選ぶ」こと。前者は義務、後者は選択。ここが根本的に違います。だから結婚式や特別な日に1杯飲んでも「ソバーキュリアス失敗」にはならない。この気軽さが1年続けられた最大の理由でした。
Q2. どれくらいで効果を感じられますか?
睡眠の質は2〜3週間、体重は1ヶ月、肝機能の数値は3ヶ月、肌の変化は3ヶ月、人間関係の再構築は半年、というのが私の実感です。人によって速度は違うけど、2週間以内に何かしらの変化は感じられるはず。特に朝の目覚めの違いは、始めて数日で気づく人が多いです。
Q3. 会社の飲み会はどう乗り切りましたか?
最初の3ヶ月は「体調管理中で」と曖昧に伝えてました。深く聞かれなくて済むから。半年経ってからは「肝臓の数値が悪くて医者に止められてる」と少し具体的に。1年経った今は「あえて飲まない生活してる」と堂々と言ってます。周りが慣れるのに半年かかりました。最初から正直に言うより、段階的に伝える方が波風立ちません。
Q4. リバウンドはありますか?
私の場合、3ヶ月目の年末に一度リバウンドしかけました。忘年会でつい飲んでしまって、翌朝の自己嫌悪から2週間モチベーションが下がった。でも「1回飲んだから全部台無し」じゃなく「また明日から始めればいい」と切り替えられたのが大きかった。完璧主義でやると絶対折れます。ゆるく、長く、が続ける秘訣です。
Q5. 家族に理解してもらえないときはどうしたら?
数字を見せるのが一番早いです。私は健康診断の結果を夫と義実家に見せました。γ-GTP92→28の紙を出したら、義父も何も言わなくなった。「なんとなく健康のため」より「医者に指摘された数値がここまで改善した」の方が説得力ある。あと、家族が飲む場面では自分は美味しいノンアルを用意して、乾杯には必ず参加する。「一緒に飲む姿勢」を見せると、疎外感を与えずに済みます。
Q6. ノンアルの選び方でおすすめは?
まず自分が「何を求めるか」を決めること。喉ごしならドライゼロ、ビールに近い味ならヴェリタスブロイやドイツ産のクラフトNA、健康効果ならトクホや機能性表示食品、雰囲気重視ならノンアルシャンパン。全部一気に試すと迷子になるので、月1カテゴリずつ攻略するイメージで。1年で自分の「定番3本」が固まると、続けるのがラクになります。


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